2009/12/02(Wed)
内需固め撃ちの理由。
さて、以前に少し書いたことがありますが、今回はボクの国内株式(個別株)が内需中心である(外需企業も多少組み入れるとは思います。)理由についてもう少し詳しく書いてみたいと思います。
1、過度な為替リスクを避ける
どうしても外需中心企業を買ってしまうと為替の動向が大事になってきます。
ボクの中で為替リスクは『とらなくてはならないものだが、厄介なので正直極力とりたくないもの』なのでやはりそう考えると内需企業が購入の候補として上がってきます。為替リスクは外国株式だけで抑えたいところです。
2、株式100%でいることに対するちょっとしたリスクヘッジ(?)
現在のアロケーションは内外の株式でリスク資産を100%占めていますのでリスクが高くなっています。
内需企業は円高によって恩恵を受けることが多い(ボクの保有企業はそこまでの恩恵を受けませんが)のですし、円高で相場が軟調でも比較的底堅い動きを見せてくれるでしょう。
しかし一方、外貨建て資産は円高に向かえば為替差損によって評価額が減ることになります。
当然のことながら逆もまた然りです。
というわけで、こういう資産を組み合わせることによって多少なりともヘッジ(?)が効かせられるのではないかと淡い期待を抱いています(笑)。
3、業績評価がしやすい
これも非常に大きな要素です。
為替リスクが絡むとどこまでが為替の影響で、どこまでが企業本来の力かがうまく判断できず、判断を誤る可能性が高くなる気がします、ボクの場合。
ですが、為替リスクがほぼなければ業績をそのまま企業の力と判断してもかまわないので、評価が非常にしやすくなります。あんまり調査に時間もかけなくてすみますし(笑)。
4、売買がしやすい
これは3と直接関係することですね。為替が原因で株価が下落したときなどは突っ込み買いがしやすくなりますし、売買の判断が外需企業の場合に比べて容易になります。
とまあこんなところでしょうか。
ボクの場合、『シンプルに、シンプルに、わかりやすく』ということを第一に考えていたらこういう投資スタイル(「内需国内株式+海外株式+適度なキャッシュ」)にたどり着きました。
今のところその成果は出てはいますが、このスタイルになってまだ時間はあんまり経っていませんので、じっくりと長い目で見てこれを昇華していければ良いと思っています。