2011/09/14(Wed)
KISS投資について。
ここらで一つ、自分が実践している投資についてまとめてみたいと思います。大きくは以下の5つに分かれてくるのかなと思います。
1、当たり前にわかることを大切にする
2、どんなときでも判断基準は極力少なく、シンプルにする
3、行動ファイナンスを敵に回さない
4、リターンを上げながら「続けられる」投資が良い投資である
5、プロの裏をいく
例えば1でしたら、「株式のほうが大きなリターンを上げてきた」ということなど、調べなくてもある意味当たり前じゃないか、というものを大切にしていきたいというものです。
5とつながる話でもありますが、アマチュア個人投資家の強みって結構あるものです。
2に関してはこのブログで何回も述べてきました。
相場全体を見るなら
「長短金利・平均PER・平均PBR・騰落レシオ」、
銘柄を見るときは
「割安さ(PER)・収益性(ROAまたはROIC)・事業のわかりやすさ(成長余地の把握のしやすさ)・財務・上方修正の余地)」
を中心に判断を行っていきます。
他にも知っていて役に立つ指標は様々ありますが、情報量とリターンは比例しないため、あえてこのくらいに絞っています。
3については4ともつながる部分でもあるのですが、継続するためには、人間の特性とも言えるべきものを知っておく必要があります。そうでないとときに不合理な判断をしてしまうこともあるのかもしれません。
私はキャッシュポジションを必ずある程度持つようにしていますが、これは自信過剰やプロスペクト理論に対する備えの意味も大きいです。
4はブログでも何でも同じことですが、継続は力なり、です。長く続けられればられるほど、複利の力を大きくすることができるのです。
5については、アマチュア投資家はプロとはリズムが全然違います。それなのに、プロに合わせる必要はありません。むしろ多数のプロの裏をいくことによって大きなリターンを上げることができると考えています。
どれも奇抜なことを書いているわけではありません。むしろ王道であるともいえると思います。
長い目で見れば王道はベストにはなれなくてもベターには十分なりえるものです。そのことを生の相場を通じて書いていければなと考えています。